【初心者向け】Power Platformについてのまとめ

2023年11月19日日曜日

Power BI

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Power Platform とは

初心者のため、出来る限り専門的な用語を使わずに、Power Platformを説明します。

​Power Platform とは​

Power PlatformはMicrosoftが提供するサービスの一つです。Microsoftのサービスと言えば、ワードやエクセル、パワポ、One Note、Teams、いわゆるビジネスではほぼ必須となっているOfficeソフトが代表的だと思います。 MS社はOfficeだけでなく、AzureやEdgeなどの様々なサービスを提供しています。Power Platformはそれらのサービスの一つです。

このサービスを利用することによって、プログラミングスキルやITスキルを持ってなくても、ドラッグアンドドロップなどの簡単な操作のみで、アプリケーション作成やデータのグラフ化、自動操作を実行できます。

そうすることによって、情報量が爆発的に増え、変動性の高い昨今で、情報収集や整理に時間がかかり、意思決定をスピーディーに行えない課題を解決することができます。

Power Platformには、4 種類の機能があります(下図参照)。

  • Power Apps:アプリ作成
  • Power Automate:PC操作の自動化
  • Power BI:グラフ作成Power
  • Virtual Agents :チャットボット作成

以降で具体的に説明します。

 ​Power Apps​

Power Apps を使えば、プログラミングスキルを持ってなくても、アプリ作成が出来ます。

Power Apps で作成できるアプリには2種類あります。

  • モデル駆動型アプリ
  • キャンバスアプリ

モデル駆動型アプリは、保存したいデータを軸に入力フォームや閲覧画面を自動で作成してくれます。

キャンバスアプリは、クリックアンドドラッグでPowerPointのようにパーツを組み合わせることができます。

​Power Appsで出来ること​

  • Power Apps を使用して、ドラッグアンドドロップ 操作でPCと携帯用の画面を 簡単・スピーディーに作成可能
  • ワンクリックで iOS、Android、Windows と Web に全て対応したアプリを作成可能

 ​Power Automate​

Power Automate を使えば業務を自動化・効率化することができます。

Power Apps では2種類の操作を作成することができます。

  • クラウドフロー
  • デスクトップフロー

クラウドフローでは、クラウドサービスやデータベースと接続できます。デスクトップフローでは、パソコン上の画面からアプリやウェブサイトの操作(RPA)ができます。

​Power Automateで出来ること​

  • 期日切れの業務にリマインドアラームを送信
  • システム間の業務データを定期的に移動
  • フローを作成し、他のPower Platformの利用者へ共有 

 ​Power BI​

Power BIは、データ分析のための可視化を得意とするビジネス分析サービスです。 迅速な情報に基づく意思決定を実現するために、レポートとダッシュボードを構成するデータの視覚化を通じてそれらの分析情報を共有できます。 

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​PowerBIで出来ること​​

  • ローコードツールと事前に構築した形式を使用して、誰もがリアルタイムなダッシュボードとインタラクティブなレポートを作成可能
  • Excel表はもちろんの事、オンプレミスデータなどの数百のデータソースに接続
  • 美しいレポートを作成し、組織がWebやモバイルデバイスで使用できるように公開
  • セルフサービス分析を使用して組織の分析力と行動力を強化

 ​Power Virtual Agents​​

Power Virtual Agents は、自然言語処理や機械学習などの知識を持たずとも、チャットボットを簡単に作成できる、プログラミングスキル不要なチャットボットサービスです。

会話を設定するだけでなく、Power Automateと連携することで、会話からアクションを実行したり、データをそのまま他システムから取得してきたりすることも可能です。

​Power Virtual Agents で主にできること

  • コードやAIの専門知識を必要とせずに、強力なチャットボットを作成し、管理用チャットボットを毎日使用する製品やサービスと簡単に統合できる。
  • データを検索し、会話をパーソナライズし、会話を人間のエージェントに渡し、API の呼び出しも可能 な数百もの事前構築済みコネクタを選択したり、Power Automate を使用してカスタムワークフローを構築できる。

補助機能

Power Platform の4種類の機能を更に強力にするための補助機能があります。 これらの機能の一部を紹介します。

AI Builder

作成したアプリや操作フローに AI 機能を追加できます。 AI Builder は、ワークフローやアプリにインテリジェンスを容易に追加し、結果を予測して、コードを記述せずにビジネスのパフォーマンスを向上させることができます。

Microsoft Dataverse

拡張可能なデータ サービスおよびアプリ プラットフォームで、これによって、ユーザーは複数のソースからのデータを安全に格納および管理し、ユーザーに使いやすさと一貫性を保証する共通のデータ モデルを使用してビジネス アプリケーションにデータを統合できます。 Microsoft Dataverse は、Power Platform のコンポーネントを連携して機能できる共通のカレンシーです。 これは、データの統合、表示、および操作を可能にするための基礎となります。

コネクタ

クラウドのアプリ、データ、およびデバイスに接続できます。 Power Platform 用の 275 以上のコネクタは、すべてのデータとアクションをまとめて接続できます。 一般的なコネクタの例としては、Salesforce、Office365、Twitter、Dropbox、Google サービスなどがあります。

まとめ

1. Power Platform は、3 つの重要なアクションをユーザーがデータ上で実行できるようするシステムで、ビジネスの促進を支援します。データからインサイトを得て、ユーザーが構築するアプリを介してインテリジェントな業務プロセスを推進し、ビジネス プロセスを自動化します。

2. Power BI では、内部および外部のリソースから取得したデータを利用して、統合型プラットフォームでデータの分析と視覚化ができます。

3. Power Apps では、埋め込み、またはスタンドアロンに関わらず、あらゆるデバイスで動作する Web およびモバイルのカスタム アプリを構築し、展開できます。

4. コネクタは、データ ソースからアプリケーションやワークフローに情報を送信することができるブリッジです。

5. Power Automate では、簡単なシナリオから高度なシナリオまで自動化ワークフローを作成できます。

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30代、4歳と2歳の男の子のパパ。 製造メーカーに需給調整部門に所属し、ICTを活用した業務効率化や業務変革の提案や推進を担当。 このブログでは機械学習やビジネスインテリジェンスなど、データ分析に関する情報を主に取り扱う。

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